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2008.10.22
[更新/お知らせ]
渡部篤郎監督再び登壇!コンペティション作品『コトバのない冬』ティーチ・イン!
言葉が話せない男と記憶をなくした女を詩的に描いた俳優・渡部篤郎の長編初監督作品『コトバのない冬』。見終わった後、余韻を心に残し、自分の中でまた新しいストーリーが始まるような作品です。

22日(水)、渡部監督たっての願いで、ティーチ・インが急遽決定!!観客の方への思わぬサプライズとなりました!大きな拍手に迎えられ渡部監督が登壇!

急遽決定した今回の経緯を「19日(日)のティーチインは、普段はこのように皆さんの話を聞かせてもらうことが少ないので、貴重な体験でした。今日も聞かせてもらえたらと思って決めました。」とコメント。

そして早速ティーチ・インがスタート。

コトバのない冬
→作品詳細



Q「初監督にあたってのアイデアは?」
A「以前、北海道のあの遊園地に行ったことがあり、とても美しい風景として自分の中に残っていました。また普段、乗馬をやっているのですが、実際に馬から落ちて記憶を数週間なくした人や声が出なくなった人を見たり話を聞いたりしていたのでそこを紡いで作り上げました。」

Q「脚本の岡田恵和さんとの話し合いは?」
A「以前に出たドラマの脚本家で、その時の内容も日常を描いた話で、日常の会話を書くのがすごく上手くて。なのでテーマが決まった時に岡田さんに頼みました。僕は俳優さんの力を信じていて、細かい台詞回しは俳優さんに委ねたいと思っていたので、あまり脚本を固めたくないという事を伝え、台詞をゆるく作ってもらいました。」

Q「高岡早紀さんを主演に決めた理由は?」
A「以前、お仕事をご一緒して、その場の空気や雰囲気をすごく変えられるパワーを持っていらっしゃる方で。それで今回の撮影方法がテストなし本番一回の特殊な撮影だという事を話し、それに賛同して頂き決まりました。」

質問される方の目を見つめ、投げかけれられる質問ひとつひとつに丁寧に言葉を選びながら答えられていた渡部監督。
設けられた30分という時間があっという間に過ぎていく中、渡部監督は「キャスト、スタッフの方が素晴らしい方ばかりで、たまたま僕が監督だというだけで。皆でアイデアを出し合って作るという試みを行いました。こうやって様々なアーティストが出てくる一端になれればいいと思っています。そして新しい事にチャレンジしてくれたスタッフの方、見に来てくださった皆さんに感謝しています。」という言葉で締めくくり、観客の拍手に包まれる中、会場を後にされました。



新しい映画監督の誕生と言っても過言ではない素晴らしい作品。
コンペティション国際審査委員の目にはどう写るのでしょうか。期待が高まります。


10/19(日)の『コトバのない冬』の舞台挨拶&記者会見の模様を動画で配信中! コチラから

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