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2008.12.26[更新/お知らせ]

『グリーン募金』のご報告(2008年12月25日募金贈呈式)

第21回東京国際映画祭では、地球環境を守るテーマを掲げ、その象徴として10月18日のオープニングと26日のクロージングで使用されるレッドカーペットをペットボトル再生100%のグリーンカーペットに変更いたしました。映画上映の際には、グリーン電力を使用し、環境への取組みに挑んでまいりました。
それらの活動の一環として2008年10月18日に行われた、映画人をお招きした「グリーンタイ晩餐会」にて『グリーン募金』を実施いたしました。

2008年12月5日の『緑の東京募金』(東京都・緑の東京募金実行委員会)への募金の贈呈式に引き続きまして、
2008年12月25日、『木下の森』(社団法人日本マレーシア協会/キノシタグループ)への募金贈呈式が行われました。

今回、募金を行った『木下の森』とは、キノシタグループが、マレーシア(ボルネオ島)サラワク州セリアン地区アペン保護林区内にある「木下の森」(きのしたのもり)にて、現地住民の方々のご協力の下、実施している熱帯雨林再生活動です。共催者である社団法人日本マレーシア協会をはじめ、サラワク州政府、在コタキナバル日本領事館、在マレーシア日本大使館の方々も参加されています。

募金贈呈式では、株式会社木下工務店杉田勝彦取締役会長、社団法人日本マレーシア協会新井 卓専務理事にお越しいただき、福田慶治東京国際映画祭事務局長より募金の贈呈が行われました。

福田慶治東京国際映画祭事務局長(左)、社団法人日本マレーシア協会新井 卓専務理事(中央)、株式会社木下工務店杉田勝彦取締役会長(右)



実施概要並びに寄付金額は以下の通りです。

募金時期:2008年10月18日 PM8:30-PM11:30
募金箱設置場所:グランド ハイアット 東京
募金総額:338,480円(すべて現金)
寄付金額:『緑の東京募金』 169,240円
       『木下の森』    169,240円

目録贈呈式:『緑の東京募金』 12月5日、東京都環境局にて
         『木下の森』    12月25日、木下工務店にて

・12月5日、東京都環境局での目録贈呈式の模様はコチラから



2008.12.25[動画レポート]

『TIFF Earth Conference』の模様が動画でもご覧いただけるようになりました。

第21回東京国際映画祭のテーマは“環境”。
「地球環境を守ること」への気づきの第一歩として、「東京国際映画祭」としてできることとして、「地球環境を守ること」に対する様々なメッセージをもった映画を上映することと共に、世界の映画人に、自然、ふるさと、地球環境などのテーマで語っていただいた新企画『TIFF Earth Conference』を開催しました。

2008年10月24日(金)、TOHOシネマズ六本木ヒルズScreen7にて、映画『アース』のプロデューサーであるソフォクレス・タシオリスさんと、「触れる地球」のプロデューサーであり、京都造形芸術大学教授の竹村真一さんにご登壇いただき行われた、『TIFF Earth Conference』。
その模様が動画でもご覧いただけるようになりました(※09年3月31日まで。動画配信終了いたしました)。
それぞれの“製作作品”を通して、未来へ、こどもたちへ、「地球環境を守る」というメッセージを発信する、お2人のトークをお楽しみください。





竹村真一さん(京都造形芸術大学教授・左)とソフォクレス・タシオリスさん(プロデューサー・右)


2008.12.25[更新/お知らせ]

日本映画・ある視点部門特別賞受賞作品『大阪ハムレット』、2009年1月17日(土)より全国ロードショー

第21回東京国際映画祭日本映画・ある視点部門上映作品『大阪ハムレット』が、2009年1月17日(土)よりシネスイッチ銀座ほかにて全国順次ロードショーとなります。

この作品で、“大阪の変なおっちゃん”を独特の雰囲気で演じた岸部一徳さんが、日本映画・ある視点部門 特別賞を受賞しました。

2008年10月26日(日)に行われた授賞式には、他の作品のロケ中のため、参加できなかった岸部さんですが、代理として登場した光石富士朗監督が、岸部さんからの感謝を綴ったコメントを読み上げました。

その光石監督から、岸部さんが撮影中のロケ現場に、徒歩や電車で一人でやって来るというエピソードが披露されました。
監督から岸部さんに、何故車を使わないのかをたずねると、岸部さんは“役者は、時代の空気、庶民の空気を実際に感じないといけない、自分は不器用な役者なのでそういった事を怠ってはいけない”と答えられたそうです。今回の役柄にそのような感覚で挑み、撮影中は常に自然体でいる岸部さんに光石監督は感心されたそうです。

『大阪ハムレット』 2009年1月17日(土)より、シネスイッチ銀座ほかにて全国順次ロードショー!
配給:株式会社アートポート

公式サイト:http://www.osaka-hamlet.jp/



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2008.12.24[更新/お知らせ]

黒澤明賞授賞記念インタビュー ニキータ・ミハルコフ監督が語る黒澤明

 04年に新設された東京国際映画祭の名誉賞で、ヒューマニズムに富み、娯楽性のある作品を数多く作り出した映画作家に贈られる黒澤明賞。2008年、中国の陳凱歌(チェン・カイコー)監督と共に、この黒澤明賞を受賞したロシアのニキータ・ミハルコフ監督にインタビューを行いました。
 生前の黒澤監督との交流、タルコフスキー、さらにミハルコフ監督の最新作についても語っていただきました。


クロサワさんは私にとって神のような存在だ



 「私にとっていちばんの幸福は、映画『乱』の撮影時に私が話したアイディアを彼が実現させてくれたことだった」
 今年の東京国際映画祭で、二キータ・ミハルコフはチェン・カイコーとともに〝黒澤明賞〟を受賞した。授賞式の前日、到着したばかりの六本木の宿泊ホテルの一室にラフな姿を見せたミハルコフは、想像通り威風堂々とした偉丈夫ぶりだった。
 「クロサワサンは私にとっては〝神様〟の存在だ。彼が気に入るような映画を作る監督に与えられる賞といわれるこの賞を受賞して私はとてもうれしい」
 ミハルコフが黒澤映画をはじめて観たのは『羅生門』。学生だった18才の頃だという。その以前は彼にとって〝抽象的な存在〟だった黒澤明の映画を、ミハルコフはそれ以来追いかけるようにして観続けた。彼が黒澤監督に逢ったのはその『乱』の撮影中で、その折2人はともに一夜を飲み明かしたのだという。
 そして、黒澤監督が一時期、映画を作れない状態だった時、彼に声をかけたのがロシア(当時のソヴィエト)の映画人たちだった。黒澤監督とロシアにはなにか特別の絆のようなものがあったのだろうか。
「私は『デルス・ウザーラ』のロシア人スタッフのことをよく知っている。クロサワサンはロシアをとても気に入って帰りたくないといっていた、ときいた。
 〝夏の予言者は祖国では受け入れられない〟ということばがある。イングマル・ベルイマンもそうだった。私の場合もかなり困難を感じることがある。ある人々にとっては、それは美学や思想の違い、そして嫉妬だったりするのかもしれない。それは一般の観客ではなくて映画人やマスコミだったりするのだが……」。
 そう、二キータ・ミハルコフは、父セルゲイが国歌作詞でも知られる劇作家、母ナターシャ・コンチャロフスカヤが児童文学の作家・詩人、そして兄アンドレイ・コンチャロフスキーが映画監督、という芸術家一家で、洗練されたエリートの出身である。しかしそうした優位性故に、彼にも様々な体験があったのかもしれない。


タルコフスキー、ソクーロフ
 二キータの兄アンドレイ・コンチャロフスキーは学生時代から故アンドレイ・タルコフスキーと友人同志で、タルコフスキーが彼らの家に出入りしていたという話をきいたことがある。
「タルコフスキーは一時、私の家に住んでいた。ただ私とは年令差がありすぎた。私は彼にウォッカを買ってこい、とかいわれていたんだ」。それにしても、なんと贅沢な幼年時代だったのだろう!
 かつて、ミハルコフはタルコフスキーに次のようなコメントを残している。
 ユーモアの同質についての質問に「ユーモアは人間にとって偉大な、民族的な守護神だ」と答えた上で、タルコフスキーとユーモアという問いに対して、
「たしかにタルコフスキーにはユーモアがありません。彼はロシアの監督ではないような気がします。彼は別の監督なのです」(原文のまま)。
では、アレクサンドル・ソクーロフは?と思いきってきいてみた。尊敬はしているが、私とはまったく違う作家だから、と想像通りの答えが返ってきた。 




今は人がなぜ生きるか、ということよりも、どうやって生きるかが問題になっている。
 最後に、最新作『12人の怒れる男』について語ってもらうことにしよう。
「この映画はシドニー・ルメット監督の映画のリメイクではない。」
 彼はかつて演劇学校の学生だった頃、ルメット映画の原作だった戯曲を舞台化したことがある。「12人の怒れる男」という素晴しい人間ドラマはおそらくミハルコフの内部に生き続けていたのだろう。
「人間は思っていることを口にしないと、それが心の内側に沈潜してやがて爆発してしまう、ということをいいたかった。現在のロシアはコーカサスの紛争やユダヤ人問題、役人の汚職など、さまざまな問題がある。
 ロシア人という民族の性格として大きな特徴は、苦悩というものに対する同情の念だ。これこそロシア人的な精神だが、最近それが消えかかっている。そうしたことを観客に考えてもらいたい、と思ったのだ」。
「今は人がなぜ生きるか、ということよりも、どうやって生きるかが問題になってしまった。時代の変化、ということなのだろう」


最新作『12人の怒れる男』DVDは2009年1月23日発売


インタビューアー:河原晶子
本記事は、12月5日発売のキネマ旬報12月下旬号掲載記事を再構成しています。



●ニキータ・ミハルコフ監督
[プロフィール]
1945年モスクワ生まれ。父は劇作家・小説家、母は児童作家・詩人という芸術家の家系に育つ。兄は映画監督のアンドレイ・ミハルコフ=コンチャロフスキー。

モスクワ芸術劇場で演技を学び、63年『私はモスクワを歩く』の演技で注目を集める。その後、国立映画大学在学中に短篇を2つ監督。70年、卒業制作として作った短編『戦いの終わりの静かな一日』が高い評価を得る。74年、『光と影のバラード』で長編劇映画デビュー。77年の『機械じかけのピアノのための未完成の戯曲』で、サン・セバスティアン映画祭グランプリ金貝賞を受賞。91年は『ウルガ』でヴェネツィア映画祭金獅子賞、94年は『太陽に灼かれて』でカンヌ映画祭審査員グランプリとアカデミー賞外国語映画賞を受賞。

ほかにも『愛の奴隷』(76)、『黒い瞳』(87)、 『シベリアの理髪師』(99)、前作から8年ぶりの最新作となる『12人の怒れる男』(07)など。


2008.12.22[更新/お知らせ]

黒澤明賞授賞記念インタビュー 陳凱歌(チェン・カイコー)監督が語る黒澤明



 日本が世界に誇る故・黒澤明監督の業績を長く後世に伝え、豊かな日本文化の再創造への象徴として、また広く日本文化を世界へアピールすることを目的として創設された黒澤明賞。故・黒澤明監督作品と同様に、ヒューマニズムに貫かれ、かつ娯楽性豊かな優れた作品を数多く製作し続けた映画人に贈られてきました。
 今回、この賞の栄誉に浴したのは『さらば、わが愛 〜覇王別姫〜』で第6回東京国際映画祭に出品経験のある陳凱歌監督と、『太陽に灼かれて』でカンヌ映画祭審査員グランプリを獲得したニキータ・ミハルコフ監督。
 授賞記者会見後行われたインタビューで、黒澤明監督についての想いを語っていただきました。

黒澤明の映画は日本的なテーマを扱いながら、必ず世界に通じる
 1950年代生まれで長編監督作わずか10本にして東京国際映画祭「黒澤明賞」を受賞した中国の陳凱歌監督。彼は、この賞の歴代受賞者としては際立って若い。同時受賞者のニキータ・ミハルコフや、かつて同じアジアから同賞を受賞した侯孝賢が生前の黒澤と実際に接点があったのに対し、陳凱歌の場合は、世代の離れ方、そして黒澤作品が必ずしもポピュラーには処遇されてこなかった過去を持つ中国の出身ということもあって、黒澤明との接点は直接的にも間接的にも俄かには見出し難い。

 「私にとっても、黒澤明はずっと雲の上の人のように見つめ続けてきた存在です」と陳凱歌。
 「我々の世代にとって、彼の凄さを知ったのは北京電影学院に入ってからということになりますが、それ以来、常に奇跡に立ち会っているかのように偉大な映画を作る人として、尊敬してきました。日本的なテーマを扱いながら、それが必ず世界に通じるものとなっているところに、特に敬意を感じます。
 『羅生門』の、誰が本当に正しいのかわからないという描き方、人によって一つの事実に対し異なった見解があるのだという世界観は、特に私に大きな影響を与えてくれました。『七人の侍』では、戦国時代のごく平凡な男たちを主軸に、人間のあるべき感性や生きざまを見事に描き出している点が、素晴らしい。
 また『どですかでん』での戦後日本社会のリアリティの切り取り方、『生きる』での父と子の情愛の描写、『乱』での仲代達也の、まるで黒澤明本人を演じているかのような凄まじい存在感など、数多くの黒澤作品に感銘を受け、敬意を抱き続けてきました」



黒澤の戦争通過体験は私の文化大革命通過体験と重なる
 こうした彼の黒澤明論を聞いた上で改めてたとえば『始皇帝暗殺』を見ると、そこに描かれた始皇帝や荊軻の強靭ではない普通の人間としての姿には、なるほど彼の黒澤体験が反映しているようにも、そして意外と両監督の世界観が似ているようにも見えてくる。実際「雲の上の人」のような存在だった黒澤明監督でありながら、陳凱歌は一方で彼にとても近しさを覚え、親しみを感じることがあるのだという。
「実際、私は時に、自分こそが黒澤明の最も忠実な弟子なのではないかと考えることがあります(笑)。まず彼は、とても偉大な巨匠でありながら、その人生観には妙に悲観的なところが垣間見えたり、行動が子供っぽかったりするところがある。そんな部分にとても親しみを感じるんですね。
 そしてもう一つは、彼の戦争体験。黒澤監督は戦前から映画の道を歩んではいましたが、映画作家・黒澤明としての偉大な出発は、やはり戦後からだったと思います。それは、単にその年代から映画を撮り始めたということではなく、本当に戦争という体験を通過した上で映画を創り始めた作家だ、という意味です。
 私は、彼が敗戦を迎えた時、どのようにして自分の思想をそこで構築して映画作家として出発したのかということに、とても興味がある。なぜなら黒澤の戦争通過体験は、私自身の文化大革命通過体験と重なるものがあるように思えるからです。戦争も文革も共に苛酷な動乱であり、私もそこを通過した上で映画作家として仕事を始めました。それゆえ、私は黒澤監督に共感を覚えてしまう。とはいえ彼は戦後60年もの間、その体験に向き合ってきた人。一方の私は、まだ30年の月日しか、文革の体験に向き合ってはいません。だからやはり、私はまだまだ黒澤監督には及ばないのです」

インタビューアー:暉峻創三
本記事は、12月5日発売のキネマ旬報12月下旬号掲載記事を再構成しています。



●陳凱歌(チェン・カイコー)監督
[プロフィール]
1952年中国・北京生まれ。1982年に北京電影学院監督科卒業後、北京映画製作所に入り、さらに広西映画製作所に転属。1984年に『黄色い大地』で監督デビューし、翌年のロカルノ国際映画祭銀賞、香港国際映画祭金鶏賞及び最優秀撮影賞を受賞し、中国第五世代の代表的監督として世界の注目を集める。

以後、『大閲兵』『子供たちの王様』『人生は琴の弦ように』を監督。『さらば、わが愛-覇王別姫』で1993年のカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞。

ほかにも『花の影』(96)、『始皇帝暗殺』(98)、ハリウッドに渡った作品『キリング・ミー・ソフトリー』(01)、『北京ヴァイオリン』(02)、アジアのオールスターキャストを集結させた『PROMISE プロミス』(05)など。



2008.12.19[更新/お知らせ]

特別招待作品『ワンダーラスト』、2009年1月17日(土)より全国ロードショー

第21回東京国際映画祭特別招待作品『ワンダーラスト』が、2009年1月17日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷(アミューズCQN改め)ほかにて全国順次ロードショーとなります。

マドンナの初監督作品となる本作、主演には、マドンナ自身が“ストーカーのように追いかけまわして”出演にこぎつけたという、ジプシーパンクバンド ゴーゴル・ボルデロ のフロントマン、ユージン・ハッツ。

『ワンダーラスト』 2009年1月17日(土)より、ヒューマントラストシネマ渋谷(アミューズCQN改め)ほかにて全国順次ロードショー!
配給:ヘキサゴン・ピクチャーズ

公式サイト:http://wonder-lust.jp/

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2008.12.19[更新/お知らせ]

第21回東京国際映画祭を振り返って リレーコメント(その11・コンペティション国際審査委員 檀 ふみさん)

■コンペティション国際審査委員 檀 ふみさん(女優)にお聞きしました。


(左から)セザール・シャローンさん、マイケル・グラスコフさん、檀 ふみさん、ジョン・ヴォイトさん、杏さん、フォ・ジェンチーさん、高田宏治さん


○コンペティション国際審査委員の感想は?

審査員は非常に面白い体験でした。選んだことが誇らしいような素晴らしい作品と巡り合えたことがなによりも嬉しく思います。やはりジョン・ヴォイトさんのお人柄と審査員の方たちが本当に本当に情熱的で、映画をシニカルに見ている人がおらず、あらためて私も映画が好きなんだということを確認しました。ボス(ジョン・ヴォイトさん)のおかげだと思います。


○審査はスムーズでしたか?

審査をどういうふうにするかを決めるまでは時間がかかりましたが、いったんみんなが口を開いてみたら、思っていることが一緒のものがとても多く、スムーズにいきました。と同時にその一致に大変驚きました。





その10・『ハーフ・ライフ』チーム
その9・ヨハン・クレイマー監督
その8・ジャンニ・ディ・グレゴリオさん
番外編・アンドレアス・カネンギーサー監督
その7・別所哲也さん
その6・イエジー・スコリモフスキ監督
その5・マリオ・ホセ・チャベス・チャベスくん
その4・フォ・ジェンチー監督
その3・ロリス・オメデスさん
その2・フセイン・カラベイ監督
その1・依田チェアマン

2008.12.12[更新/お知らせ]

『グリーン募金』のご報告

第21回東京国際映画祭では、地球環境を守るテーマを掲げ、その象徴として10月18日のオープニングと26日のクロージングで使用されるレッドカーペットをペットボトル再生100%のグリーンカーペットに変更いたしました。映画上映の際には、グリーン電力を使用し、環境への取組みに挑んでまいりました。
それらの活動の一環として10月18日に行われた、映画人をお招きした「グリーンタイ晩餐会」にて『グリーン募金』を実施いたしました。
映画祭事務局として、募金にご協力いただいた趣旨に基き『緑の東京募金』(東京都・緑の東京募金実行委員会)と『木下の森』(社団法人日本マレーシア協会/キノシタグループ)に寄付させていただくことにいたしました。

12月5日、都庁 有留武史(ありとめたけし)環境局長へ募金の贈呈式が行われました。
有留武史環境局長(左)と依田 巽チェアマン(右)


実施概要並びに寄付金額は以下の通りです。

募金時期:2008年10月18日 PM8:30-PM11:30
募金箱設置場所:グランド ハイアット 東京
募金総額:338,480円(すべて現金)
寄付金額:『緑の東京募金』 169,240円
       『木下の森』    169,240円

目録贈呈式:『緑の東京募金』 12月5日、東京都環境局にて
         『木下の森』    12月25日、木下工務店にて

・12月25日、木下工務店での目録贈呈式の模様はコチラから


2008.12.09[更新/お知らせ]

第21回東京国際映画祭を振り返って リレーコメント(その10・『ハーフ・ライフ』チーム)

■コンペティション部門
ハーフ・ライフ』のジェニファー・パング監督、プロデューサーのルーベン・リムさんにお聞きしました。


(左から)プロデューサーのアラン・チャンさん、ジェニファー・パング監督、プロデューサーのルーベン・リムさん


○TIFFに参加してみていかがでしたか?

ジェニファー・パング監督
日本には幼い頃に来たことがあったけれど、大人になって来てみて、本当に素晴らしいところだと再確認しています。とても魅力的な街なのでもっと楽しむ時間があればいいなと思っています。
TIFFはスタッフやボランティアのみなさんの仕事まで、全てに関して非常にオーガナイズされている素晴らしい映画祭だと感じました。

プロデューサー ルーベン・リムさん
TIFFは世界の映画祭の中で指折りの映画祭で、参加できてとても嬉しく思います。日本の観客は映画に対する知識が深く、ティーチ・インの時にも非常に興味深い質問もあり、貴重な体験ができました。


○グリーンカーペットについて

ジェニファー・パング監督
とても新しく、世の中のためになる試みだと思います。
私たちの作っている作品もある意味、世の中と心を通じ合わせることがテーマになっているので、共通する部分があると思います。


その9・ヨハン・クレイマー監督
その8・ジャンニ・ディ・グレゴリオさん
番外編・アンドレアス・カネンギーサー監督
その7・別所哲也さん
その6・イエジー・スコリモフスキ監督
その5・マリオ・ホセ・チャベス・チャベスくん
その4・フォ・ジェンチー監督
その3・ロリス・オメデスさん
その2・フセイン・カラベイ監督
その1・依田チェアマン

2008.12.05[更新/お知らせ]

第21回東京国際映画祭、開催中レポートまとめ・その2

第21回東京国際映画祭、映画祭開催中に配信した動画情報は、予告編を含め12月末にて配信を終了いたします。

動画配信は終了しました。

クロージング・セレモニーまでの映画祭後半4日間分を掲載。
貴重な動画情報をお見逃しなく!

10月23日(木)のニュース
10月24日(金)のニュース
10月25日(土)のニュース
映画祭最終日:10月26日(日)のニュース

映画祭前半のレポートはコチラから


10月23日(木)
『ハーフ・ライフ』記者会見レポート
■動画:『戦場のレクイエム』舞台挨拶
■動画:『特命係長 只野仁 最後の劇場版』舞台挨拶&高橋克典さん独占インタビュー
■動画:日本映画・ある視点部門作品賞受賞『buy a suit』トークショー
■動画:『セイヴィング・ルナ』ティーチ・イン
■動画:『火まつり』柳町光男監督独占インタビュー
カリーナ・ラムさん、イーキン・チェンさんが『親密』記者会見に登場、映画人の視点は『黒沢清の世界』。その他、23日の六本木会場の模様をフォトギャラリーで
ラシード・マシャラーウィ監督登壇!渋谷会場の模様をフォトギャラリーで
■動画:cyberTIFF STATION 10月23日号


10月24日(金)
■動画:『8月のランチ』ティーチ・イン
■動画:『ダルフールのために歌え』TIFF コンペティション カフェインタビュー
『ダルフールのために歌え』TIFF コンペティション カフェインタビュー レポート
■動画:『ハムーンとダーリャ』TIFF コンペティション カフェインタビュー
■動画:『愛の十年』ティーチ・イン、独占インタビュー
『愛の十年』ティーチ・イン レポート
■動画:『ワンダーラスト』舞台挨拶
『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』トークショー レポート
■動画:『シルビアのいる街で』ティーチ・イン
『TIFF Earth Conference』 レポート
映画人の視点 最終日は『滝田洋二郎の世界』。その他、24日の六本木会場の模様をフォトギャラリーで
『親密』アイヴィ・ホー監督、カリーナ・ラムさん、イーキン・チェンさんがティーチ・インに登壇。渋谷会場の模様をフォトギャラリーで
■動画:cyberTIFF STATION 10月24日号


10月25日(土)
■動画:黒澤明賞受賞者記者会見
コンペティション部門観客賞、TOYOTA Earth Grand Prix審査員賞受賞『ブタがいた教室』 ティーチ・イン、記者会見レポート
■動画:『羅生門』舞台挨拶
■動画:東京ネットムービーフェスティバル2008授賞式
みなと上映会 レポート
25日の六本木会場の模様をフォトギャラリーで
『ブタがいた教室』前田 哲監督、妻夫木 聡さんがティーチ・インに登壇。渋谷会場の模様をフォトギャラリーで
■動画:『TIFF Earth Conference』トークショー
■動画:cyberTIFF STATION 10月25日号


映画祭最終日:10月26日(日)
■動画:各賞発表!クロージングセレモニー

各賞受賞者一覧!
■動画:コンペティション部門観客賞授賞式
コンペティション部門観客賞授賞式、「日本映画・ある視点」トークイベント レポート
クロージングセレモニー レポート
受賞者記者会見 レポート1
受賞者記者会見 レポート2
■動画:受賞者記者会見
受賞者記者会見後フォトセッション
東京 サクラ グランプリ作品上映『トルパン』セルゲイ・ドヴォルツェヴォイ監督、サマル・エスリャーモヴァさん、アスハット・クチンチレコフさん舞台挨拶レポート
■動画:cyberTIFF STATION 10月26日号

■動画:cyberTIFF STATION 10月27日号

第21回東京国際映画祭を振り返るリレーコメント


映画祭前半のレポートはコチラから
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