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審査委員長を含む、国際審査委員6名から構成される
“国際審査委員会”によって選ばれます。
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
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「コンペティション」部門作品の一般鑑賞者を対象に投票を募り、もっとも多くの支持を得た1作品が表彰されます。港区の商店会、自治会、町会で結成された“東京国際映画祭みなと委員会”の協力により賞金のほか、トロフィー、賞状が贈られます。
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コンペティション部門審査委員は、本年度国際審査委員をごらんください。
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アジア映画の発展を支援する目的で設けられる賞です。アジア地域で製作され「アジアの風」部門で上映された作品の中から、“アジア映画賞審査委員会”により1作品が選ばれ、併せて渋谷区から区長賞の賞状と楯が授与されます。
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上野昂志 (うえのこうし)
映画評論家(日本ジャーナリスト専門学校校長)
1941年、東京生まれ。 東京都立大学人文科学研究科博士課程を修了。66年から評論活動を始める。68年、映画批評誌“シネマ69”創刊号より映画批評に取り組む。 72年、吉田喜重監督作品『戒厳令』のプロデューサーとなる。 94~95年、中国の映画事情を取材。98~99年 韓国国立芸術大学映像院で日本映画に関する集中講義を行う。「映画―反英雄たちの夢」「鈴木清順全映画」「ええ音やないか 橋本文雄映画録音技師一代」「映画全文」等を執筆する。
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風間志織 (かざましおり)
監督
1966年埼玉県出身。高校一年生で8㎜映画を撮り、翌年『0×0(ゼロカケルコトノゼロ)』がぴあフィルムフェスティバルに入選。卒業時、16㎜短編『イみてーしょん、インテリあ。』を監督。『冬の河童』(95)がロッテルダム国際映画祭タイガー・アワードを受賞。『火星のカノン』(01)は東京国際映画祭アジア映画賞を受賞し、ベルリン国際映画祭にも出品される。デジタルビデオカムで撮影した長編『せかいのおわり world’s end / girl friend』(03)は、多くの映画祭から出品依頼を受け、各国で高い評価を得る。
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王慶鏘 (ジェイコブ・ウォン)
ジェイコブ・ウォンは香港国際映画祭のキュレーターであり、香港アジア映画ファイナンス・フォーラムのディレクターを務めている。また、アジアにおいて、ベルリン国際映画祭及びロカルノ国際映画祭の職務も委嘱されている。
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「日本映画・ある視点」部門の上映作品の中から、作品賞と、主に人物を対象に自由に選出される特別賞が選ばれます。
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関口裕子 (せきぐちゆうこ)
バラエティ・ジャパン編集長
東京学芸大学卒業。学生時代は自主映画を製作。90年株式会社キネマ旬報社に入社。“キネマ旬報”副編集長、編集長を経て、01年取締編集長就任。07年5月同社を退社。同年11月リード・ビジネス・インフォメーション株式会社に入社。アメリカのエンタテインメント紙“VARIETY”の日本版“バラエティ・ジャパン”(http://www.varietyjapan.com/)を立ち上げ、編集長に就任。現在に至る。
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北小路隆志 (きたこうじたかし)
映画評論家/京都造形芸術大学映画学科准教授/
東京国立近代美術館フィルムセンター客員研究員
早稲田大学大学院経済学研究科修士課程修了。現在、“朝日新聞”、“スタジオボイス”、“すばる”、“インビテーション”、“キネマ旬報”、“装苑”他の新聞、雑誌などで映画批評を執筆中。主な著書に「王家衛的恋愛」、「映画の政治学」(共著)、「ペドロ・コスタ 遠い部屋からの声」(共著)、「<社会派シネマ>の戦い方」(共編著)などがある。
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クリス・フジワラ
映画批評家
クリス・フジワラは映画に関する本の作家・編集者であり、最近の著書は“The world and Its Double: The Life and Work of Otto Preminger”(Faber &Faber刊)。以前はBoston Phoenix紙で映画評論をつとめる。多数のアンソロジーや国際映画評論誌に映画評を寄稿するなど国際的に評論活動を行っている。国際映画批評家連盟 FIPRESCIの映画批評Webマガジン“Undercurrent”の編集長。東京のアテネ・フランセ、イェール大学、ロードアイランドデザイン学校、エマーソン大学で映画研究を講じる。また、世界各地での映画のシンポジウムに参加、多数の国際映画祭でも審査員をつとめる。
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日本が世界に誇る故・黒澤明監督の業績を長く後世に伝え、豊かな日本文化の再創造への象徴として、また広く日本文化を世界へアピールすることを目的として第17回開催において創設されました。
故・黒澤明監督作品と同様に、ヒューマニズムに貫かれ、かつ娯楽性豊かな優れた作品を数多く製作し続けてこられた監督やプロデューサーなど、世界の映画界に大きく貢献された映画人に対して、賞金5万米ドルとトロフィー、賞状が授与されます。
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