今年6月に惜しくも亡くなった記録映画作家、土本典昭の代表作品。70年代以降徹底して「水俣」にこだわり続けてきた土本だが、本作では公害汚染によって壊滅してしまったかと思われた海が甦ろうとする姿にキャメラを向ける。「ここで生き続ける人がある限り、ここは甦るのだ」ということを描ききれるかどうかが重要だと、監督自身が語っている。
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傑作選
不知火海Shiranui Sea
©青林舎
1975年 日本
監督:土本典昭
カラー 153分 16mm 日本語