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2008.10.25
[更新/お知らせ]
“ファンタ”の再来!? 特別招待作品『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』トークショー
 これから公開の話題作・注目作がひと足早く上映される「特別招待作品」。24日には、『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』が登場しました。21時20分という遅い時間からの開映にも関わらず、会場は見事に満席。心なしか男性の比率が高い様子です……それもそのはず、同作は、『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』で“ゾンビ映画”というジャンルを切り拓いた巨匠、ジョージ・A・ロメロ監督のゾンビ・サーガ最新作。カルト的な人気を誇るジャンル、監督だけに、熱烈なファンが詰めかけるかたちとなりました。

2007 George A.Romero's Diary of the Dead,LLC.All Rights Reserved.

 本編の上映前には、「別冊映画秘宝」の田野邉尚人編集長、ゾンビ映画ウォッチャーの伊東美和さん、ライター/デザイナーの高橋ヨシキさんという、ゾンビ映画に縁ある3人が登壇。高橋さんが「なんだかこの時間だけ“ファンタ(東京国際ファンタスティック映画祭)”っぽいですね(笑)」と表したトークショーが繰り広げられました。

2007 George A.Romero's Diary of the Dead,LLC.All Rights Reserved.

 同作は、死者がよみがえって人を襲うという異常事態を、“映画科の学生グループが回し続けたフィルム”という形で切り取ったサバイバル・ムービー。その見どころを「『クローバーフィールド』みたいな主観視点で撮っているんですが、これは全然酔わないです。観る人に優しい映画です」(高橋さん)、「映画学生ですからね。ガクガク画面が揺れていたら落第ですよ」(田野邉編集長)と、独自のテイストで解説する3人に、場内は爆笑の連続。
 かと思うと、「ギレルモ・デル・トロやウェス・クレイブン、スティーブン・キングなどが声で出演している」、「使われているニュース映像にはルワンダ大虐殺のものがある」など、興味深いトピックも語られました。

 残念ながら時間切れでトークショーは終了となりましたが、その内容にファンの皆さんの満足度は高かった様子。程よく観客が温まったところで、本編のスタートとなりました!

「別冊映画秘宝」の田野邉尚人編集長、ゾンビ映画ウォッチャーの伊東美和さん、ライター/デザイナーの高橋ヨシキさん


『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』
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