2008.10.17[更新/お知らせ]
ディスカバー亜州電影 キム・ギヨンふたたび 魔性の「女シリーズ」を中心に---より詳しい作品解説、四方田犬彦さんとの対談などを掲載しました!
昨年来の皆様からの熱烈なアンコールに応え、韓国映画史上の怪物キム・ギヨン(金綺泳/1919-1998)をさらにクローズアップ!
その“キム・ギヨンふたたび”ディスカバー亜州電影のより詳しい作品解説、四方田犬彦さんとキム・ソヨンさんの対談を掲載、昨年行われた四方田犬彦さんと石坂健治プログラミング・ディレクターのトークショーの模様も再掲載しました!
今年も、アジアの風・ディスカバー亜州電影にどうぞご期待ください!
キム・ギヨン・フィルモグラフィーはコチラから
四方田犬彦さんとキム・ソヨンさんの対談はコチラから
四方田犬彦さんのトークショーはコチラから
【作品解説】
『陽山道』(1955)
朝鮮王朝時代。スドンとオクランは許婚同士だったが、両班(ヤンバン)の子息ムリョンがオクランを見初める。スドンとオクランは秘密裏に結婚を果たすが、逃避行の途上でムリョンの召使に見られ、スドンが誤って召使を死なせてしまう。窮地のスドンを救うため、オクランはムリョンとの結婚を承諾するが、それに絶望したスドンは自ら命を絶つ。輿入れの日、スドンの墓の前にさしかかったオクランの婚礼の行列で悲劇が起きる…。デビュー作『死の箱』(55)に続く2作目で、死と隣り合った欲望とその解放というキム・ギヨン的なテーマがはやくも展開されている。フィルムが長らく失われていたが発見され、1997年の釜山国際映画祭で復活上映された。現存する最も旧いキム・ギヨン作品である。日本初上映。
『下女』(1960)
作曲家で音楽教師のトンシクは妻チョンシムと長女、長男(子役時代のアン・ソンギが演じている)の4人家族。新しい二階建ての家が完成し、プチ・ブルジョワとしての生活を始めようとしている。トンシクが音楽を教えている工場の女工のつてで、メイドのミョンジャが家に雇われる。トンシクは妻の留守中にミョンジャと関係を持ってしまい、平和な家庭に影が忍び寄る。正妻に対して激しい嫉妬心を燃やすミョンジャは、次第に常軌を逸した言動をとりはじめ、一家は追い詰められていく。過ちを自ら清算するしか逃れる道はないと決意したトンシクはミョンジャに迫るが…。「女」シリーズの嚆矢となった作品で、登場人物の名前(夫=トンシク、妻=チョンシム、メイド=ミョンジャ)やその設定は、のちにリメイク作となる『火女』(71)、『火女’82』と基本的に同じ。日本では国際交流基金主催の「アジア映画監督シリーズ5 /韓国の二大巨匠 金綺泳&金洙容」(96)で初上映された。カンヌ映画祭2008復刻デジタル版を上映。
『高麗葬』(1963)
貧しい山村に住むグリョンは母の再婚相手の連れ子である10人の義兄弟に毒蛇をけしかけられ、幼くして片足が不自由になる。グリョンは母を養うために働きつづけるが、好きになったカンナキにふられ、やっと聾唖者の嫁をもらう。しかし嫁は義兄弟に強姦されてしまう。嫁は復讐のため長兄を誘い出して殺すが、その代償としてグリョンは嫁の命を差し出す。15年後、干魃による飢饉が襲う。村を支配する巫堂(ムーダン)は神託を得るための人身御供を村人らに求める。カンナキの娘で醜いヨンが「飢えるより死んだ方がましだ」と自ら巫堂の元へ行く。そして「孝行息子のグリョンが母親を山に捨てれば、雨が降る」という神託が下る。ついに姥捨ての日が到来する…。日本映画の『楢山節考』(1958年の木下惠介監督版、1983年の今村昌平監督版)の叙情性とは大きく異なる峻厳な世界観が見るものを圧倒する。本作は長らくラスト部分の映像が欠落していたが、2007年に韓国映画振興委員会(KOFIC)による復元版(今回の上映プリント)が完成し、ラストは完全なものとなった。なおも中間部に2箇所の欠落部が残るが、当該箇所にはKOFICによる字幕説明が施されている。日本では第20回TIFF(07)で初上映された。
『虫女』(1972)
バーで働くミョンジャは客のキムと知り合う。キムはやり手の事業家である妻にコンプレックスを感じて不能に陥っていたが、若いミョンジャと関係を持つことで男性機能を快復させる。やがてキムは生活の半分をミョンジャと同棲し、あとの半分を妻と過ごすという二重生活を送るようになる。妻は夫とミョンジャの同棲に嫉妬しながら同時に彼らを管理するようになる。やがて奇妙な三角関係がエスカレートし、キムとミョンジャは心中をはかる…。デフォルメされた舞台美術(監督自身が手がけている)が強烈な印象を残す。韓国の若手映画人たちに大きな影響を与えた一本。1984年に『肉食動物』のタイトルでリメイクされている。日本初上映。
『水女』(1979)
ベトナム戦争で足が不自由になって故郷の農村に帰還したジンスクは、美しく優しいが吃音障害を持つオクスンと結婚し生活も安定するが、生まれた子どもが吃音を受け継いでしまい、さらにジンスクの浮気が始まり、家族に亀裂が走るが…。1970年代にパク・チョンヒ(朴正熙)大統領が提唱したセマウル運動(故郷改革運動)と連動して作らされた、と監督自らが語る“セマウル映画”の1本で、他の「女シリーズ」とはテイストの異なるソフトな家族ドラマである。日本初上映。
『火女’82』(1982)
『下女』のリメイクである『火女』(71/今回は上映せず)をさらにリメイクした作品。主人のトンシク、妻のチョンシム、メイドのミョンジャという三役は同じだが、チョンシム役はトップ女優のキム・ジミ(金芝美)が演じている。「チョン・ドファン(全斗煥)政権に入って、ソウルという都市そのものが漢江の南側へ大きく発展してゆく過渡期に撮られたフィルムであるといえる。舞台となるのは前作同様に養鶏場のあるソウル近郊の家庭だが、すでに地下鉄が近くまで開通していて、大量消費社会がすぐ目の前まで到来していることが画面の端々から感じられる」(四方田犬彦)。日本初上映。
『自由処女』(1982)
美しく開放的な性格のヘリはスペイン留学から帰国して科学技術研究所で学ぶ研究生。同じ研究室のドンシクが彼女に関心を寄せているが、彼女は研究所長のゴ教授がお目当て。教授が妻との性生活の問題で自殺をはかったことを耳にしたヘリは急速に教授に接近していく。やがて二人は関係を持ち、教授の男性機能は回復するが、妻が二人の間に介入し、奇妙な三角関係が変化し始める…。社会的な成功者だが冷徹な妻、不能の夫、彼を快復させる若い女、という三役はキム・ギヨン作品の“定番”だが、本作は若い女性ヘリに焦点を当てている印象が強い。ヘリを演じたアン・ソヨンは、本作と同じ82年の大ヒット作『エマ夫人』で一躍韓国のセックス・シンボルとなった新鋭女優であった。日本初上映。
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その“キム・ギヨンふたたび”ディスカバー亜州電影のより詳しい作品解説、四方田犬彦さんとキム・ソヨンさんの対談を掲載、昨年行われた四方田犬彦さんと石坂健治プログラミング・ディレクターのトークショーの模様も再掲載しました!
今年も、アジアの風・ディスカバー亜州電影にどうぞご期待ください!
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【作品解説】
『陽山道』(1955)
朝鮮王朝時代。スドンとオクランは許婚同士だったが、両班(ヤンバン)の子息ムリョンがオクランを見初める。スドンとオクランは秘密裏に結婚を果たすが、逃避行の途上でムリョンの召使に見られ、スドンが誤って召使を死なせてしまう。窮地のスドンを救うため、オクランはムリョンとの結婚を承諾するが、それに絶望したスドンは自ら命を絶つ。輿入れの日、スドンの墓の前にさしかかったオクランの婚礼の行列で悲劇が起きる…。デビュー作『死の箱』(55)に続く2作目で、死と隣り合った欲望とその解放というキム・ギヨン的なテーマがはやくも展開されている。フィルムが長らく失われていたが発見され、1997年の釜山国際映画祭で復活上映された。現存する最も旧いキム・ギヨン作品である。日本初上映。
『下女』(1960)
作曲家で音楽教師のトンシクは妻チョンシムと長女、長男(子役時代のアン・ソンギが演じている)の4人家族。新しい二階建ての家が完成し、プチ・ブルジョワとしての生活を始めようとしている。トンシクが音楽を教えている工場の女工のつてで、メイドのミョンジャが家に雇われる。トンシクは妻の留守中にミョンジャと関係を持ってしまい、平和な家庭に影が忍び寄る。正妻に対して激しい嫉妬心を燃やすミョンジャは、次第に常軌を逸した言動をとりはじめ、一家は追い詰められていく。過ちを自ら清算するしか逃れる道はないと決意したトンシクはミョンジャに迫るが…。「女」シリーズの嚆矢となった作品で、登場人物の名前(夫=トンシク、妻=チョンシム、メイド=ミョンジャ)やその設定は、のちにリメイク作となる『火女』(71)、『火女’82』と基本的に同じ。日本では国際交流基金主催の「アジア映画監督シリーズ5 /韓国の二大巨匠 金綺泳&金洙容」(96)で初上映された。カンヌ映画祭2008復刻デジタル版を上映。
『高麗葬』(1963)
貧しい山村に住むグリョンは母の再婚相手の連れ子である10人の義兄弟に毒蛇をけしかけられ、幼くして片足が不自由になる。グリョンは母を養うために働きつづけるが、好きになったカンナキにふられ、やっと聾唖者の嫁をもらう。しかし嫁は義兄弟に強姦されてしまう。嫁は復讐のため長兄を誘い出して殺すが、その代償としてグリョンは嫁の命を差し出す。15年後、干魃による飢饉が襲う。村を支配する巫堂(ムーダン)は神託を得るための人身御供を村人らに求める。カンナキの娘で醜いヨンが「飢えるより死んだ方がましだ」と自ら巫堂の元へ行く。そして「孝行息子のグリョンが母親を山に捨てれば、雨が降る」という神託が下る。ついに姥捨ての日が到来する…。日本映画の『楢山節考』(1958年の木下惠介監督版、1983年の今村昌平監督版)の叙情性とは大きく異なる峻厳な世界観が見るものを圧倒する。本作は長らくラスト部分の映像が欠落していたが、2007年に韓国映画振興委員会(KOFIC)による復元版(今回の上映プリント)が完成し、ラストは完全なものとなった。なおも中間部に2箇所の欠落部が残るが、当該箇所にはKOFICによる字幕説明が施されている。日本では第20回TIFF(07)で初上映された。
『虫女』(1972)
バーで働くミョンジャは客のキムと知り合う。キムはやり手の事業家である妻にコンプレックスを感じて不能に陥っていたが、若いミョンジャと関係を持つことで男性機能を快復させる。やがてキムは生活の半分をミョンジャと同棲し、あとの半分を妻と過ごすという二重生活を送るようになる。妻は夫とミョンジャの同棲に嫉妬しながら同時に彼らを管理するようになる。やがて奇妙な三角関係がエスカレートし、キムとミョンジャは心中をはかる…。デフォルメされた舞台美術(監督自身が手がけている)が強烈な印象を残す。韓国の若手映画人たちに大きな影響を与えた一本。1984年に『肉食動物』のタイトルでリメイクされている。日本初上映。
『水女』(1979)
ベトナム戦争で足が不自由になって故郷の農村に帰還したジンスクは、美しく優しいが吃音障害を持つオクスンと結婚し生活も安定するが、生まれた子どもが吃音を受け継いでしまい、さらにジンスクの浮気が始まり、家族に亀裂が走るが…。1970年代にパク・チョンヒ(朴正熙)大統領が提唱したセマウル運動(故郷改革運動)と連動して作らされた、と監督自らが語る“セマウル映画”の1本で、他の「女シリーズ」とはテイストの異なるソフトな家族ドラマである。日本初上映。
『火女’82』(1982)
『下女』のリメイクである『火女』(71/今回は上映せず)をさらにリメイクした作品。主人のトンシク、妻のチョンシム、メイドのミョンジャという三役は同じだが、チョンシム役はトップ女優のキム・ジミ(金芝美)が演じている。「チョン・ドファン(全斗煥)政権に入って、ソウルという都市そのものが漢江の南側へ大きく発展してゆく過渡期に撮られたフィルムであるといえる。舞台となるのは前作同様に養鶏場のあるソウル近郊の家庭だが、すでに地下鉄が近くまで開通していて、大量消費社会がすぐ目の前まで到来していることが画面の端々から感じられる」(四方田犬彦)。日本初上映。
『自由処女』(1982)
美しく開放的な性格のヘリはスペイン留学から帰国して科学技術研究所で学ぶ研究生。同じ研究室のドンシクが彼女に関心を寄せているが、彼女は研究所長のゴ教授がお目当て。教授が妻との性生活の問題で自殺をはかったことを耳にしたヘリは急速に教授に接近していく。やがて二人は関係を持ち、教授の男性機能は回復するが、妻が二人の間に介入し、奇妙な三角関係が変化し始める…。社会的な成功者だが冷徹な妻、不能の夫、彼を快復させる若い女、という三役はキム・ギヨン作品の“定番”だが、本作は若い女性ヘリに焦点を当てている印象が強い。ヘリを演じたアン・ソヨンは、本作と同じ82年の大ヒット作『エマ夫人』で一躍韓国のセックス・シンボルとなった新鋭女優であった。日本初上映。
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2008.10.17[更新/お知らせ]
ラシード・マシャラーウィの世界:より詳しい作品解説、発言録などを掲載しました!
「アジアの風」部門で特集上映される“ラシード・マシャラーウィの世界”のより詳しい作品解説、フィルモグラフィーや監督の発言録を掲載しました。“ラシード・マシャラーウィの世界”にどうぞご期待ください!
マシャラーウィ・フィルモグラフィーはコチラから
マシャラーウィ発言録はコチラから
【作品解説】
『外出禁止令』(1993)
マシャラーウィの長編第1作。1993年、ガザの難民キャンプ。外出禁止令下に置かれたアブー・ラージーと家族は、不安を抱えながらも隣近所と協力し合い、いつもと変わらぬ日常生活を送ろうと努める。しかし催涙ガス弾が飛来し、呼吸困難に陥った隣家の娘が死去。向かいの家の息子がイスラエル軍に逮捕され、やがては一家にも悲劇が訪れることに・・・。アラビア語原題は『次の指示があるまで』(Hatta Ishaar Akhar)。いつ終わるとも知れない外出禁止令の下で淡々と繰り返されるパレスチナ人一家の日常をスリリングに、時にユーモラスに描き出した問題作。実際に難民キャンプで40日間に及ぶ外出禁止令に見舞われた経験を持つ監督ならではのリアリティに満ちた室内劇である。
『ハイファ』(1996)
1993年、オスロ合意への調印を目前に控えたガザの難民キャンプ。精神を病んだ中年男ハイファは今日も「ヤッファ、ハイファ、アッカ!」と今はイスラエル領となってしまった町の名を叫びながら軍服姿でキャンプ内を徘徊している。綿菓子屋を営むアブー・サイードはある日突然倒れ半身不随となる一方、妻は出所が近づいた長男サイードの嫁探しに余念がない。絵描きになることを夢見る娘のサバーハは、ユーニス少年との淡い恋を育んでいる…。ハイファを狂言回しとして様々な人物のドラマが交錯し、オスロ合意という歴史的な転換期を迎えたパレスチナ人難民の夢と不安、挫折が描き出される。ハイファを演じた名優モハメド・バクリは、『ジェニン ジェニン』(02)『あなたが去ってから』(06)などのドキュメンタリー監督としても知られている。
『エルサレム行きチケット』(2002)
ラマッラー近郊の難民キャンプで妻と暮らすジャブル。子供向けの移動式映画館に心血を注ぐ彼は、数々の検問所に悩まされながらもキャンプを渡り歩く日々を送っている。ある日、女教師ラバーブに依頼されエルサレム旧市街での上映会を企画するが、そこには大きな困難が立ちはだかる。アラブ系住民とユダヤ系住民との確執、ラマッラーとエルサレムの間にある悪名高いカランディア検問所。上映会の行方やいかに…。本作の中で自らの監督作品『ハイファ』が上映されるのが見もの。なお、移動式映画館はマシャラーウィ監督自身が実際に携わっていた活動である。ジャブルの妻役を監督夫人のアレーン・ウマリが好演。エリア・スレイマン監督の『D.I.』(02)でサンタクロースに扮していたジョージ・イブラヒム(パレスチナ演劇を代表するアルカサバ・シアターを主宰する演出家)も出演している。
『Waiting』(2005)
映画監督のアハマドは国外へ移住しようとしていたが、ガザにパレスチナ国立劇場を建設中の友人から依頼され、劇場が完成した後に必要となる俳優たちを探すためのオーディションを開催・録画するはめになってしまう。アハマドは、有名女性キャスターのビーサーン、カメラマンのリュミエールとともに、ヨルダン、シリア、レバノンのパレスチナ難民キャンプを巡る旅に出る。しかし肝心のオーディション会場には、演技とは無縁の人々が押し寄せる。アハマドは苛立つが、やがて異国の地で難民生活を送る彼らと自分自身とが同じ宿命を背負った者同士であることを認識する。そんなアハマドがオーディションの課題に選んだテーマは「待つこと」であった。参加者は面食らいながら、カメラの前でそれぞれの「待つこと」を演じ始める…。「越境」「待機」「映画」といったマシャラーウィ的テーマ群が重層的に絡み合う重要作。
『ライラの誕生日』(2008)
パレスチナ社会の混沌を生きる人々の姿をスケッチし、本年9月のサン・セバスチャン国際映画祭(スペイン)でワールド・プレミア上映されたばかりの最新作。ラマッラーで妻と一人娘のライラと暮らす元判事のタクシー運転手。今日は娘の誕生日だというのに朝から物事がうまくいかない。判事職へ復帰する目処は立たず、出会う人々はひとクセある人物ばかり。法の遵守と秩序を好む彼は、この街の無秩序ぶりが気にいらない。武器を持ち歩く人々、デモ隊、携帯電話の忘れ物・・・挙句の果てにはタクシーがエンストを起こし、イスラエル軍による爆撃騒ぎにも巻き込まれる。誕生日プレゼントを買うこともままならず、怒り心頭に発した彼はとうとう拡声器を手に・・・。マシャラーウィ組の常連俳優モハメド・バクリが終盤でみせるキレた演技と秀逸なラストシーンに注目。
(文責:佐野光子)
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【作品解説】
『外出禁止令』(1993)
マシャラーウィの長編第1作。1993年、ガザの難民キャンプ。外出禁止令下に置かれたアブー・ラージーと家族は、不安を抱えながらも隣近所と協力し合い、いつもと変わらぬ日常生活を送ろうと努める。しかし催涙ガス弾が飛来し、呼吸困難に陥った隣家の娘が死去。向かいの家の息子がイスラエル軍に逮捕され、やがては一家にも悲劇が訪れることに・・・。アラビア語原題は『次の指示があるまで』(Hatta Ishaar Akhar)。いつ終わるとも知れない外出禁止令の下で淡々と繰り返されるパレスチナ人一家の日常をスリリングに、時にユーモラスに描き出した問題作。実際に難民キャンプで40日間に及ぶ外出禁止令に見舞われた経験を持つ監督ならではのリアリティに満ちた室内劇である。
『ハイファ』(1996)
1993年、オスロ合意への調印を目前に控えたガザの難民キャンプ。精神を病んだ中年男ハイファは今日も「ヤッファ、ハイファ、アッカ!」と今はイスラエル領となってしまった町の名を叫びながら軍服姿でキャンプ内を徘徊している。綿菓子屋を営むアブー・サイードはある日突然倒れ半身不随となる一方、妻は出所が近づいた長男サイードの嫁探しに余念がない。絵描きになることを夢見る娘のサバーハは、ユーニス少年との淡い恋を育んでいる…。ハイファを狂言回しとして様々な人物のドラマが交錯し、オスロ合意という歴史的な転換期を迎えたパレスチナ人難民の夢と不安、挫折が描き出される。ハイファを演じた名優モハメド・バクリは、『ジェニン ジェニン』(02)『あなたが去ってから』(06)などのドキュメンタリー監督としても知られている。
『エルサレム行きチケット』(2002)
ラマッラー近郊の難民キャンプで妻と暮らすジャブル。子供向けの移動式映画館に心血を注ぐ彼は、数々の検問所に悩まされながらもキャンプを渡り歩く日々を送っている。ある日、女教師ラバーブに依頼されエルサレム旧市街での上映会を企画するが、そこには大きな困難が立ちはだかる。アラブ系住民とユダヤ系住民との確執、ラマッラーとエルサレムの間にある悪名高いカランディア検問所。上映会の行方やいかに…。本作の中で自らの監督作品『ハイファ』が上映されるのが見もの。なお、移動式映画館はマシャラーウィ監督自身が実際に携わっていた活動である。ジャブルの妻役を監督夫人のアレーン・ウマリが好演。エリア・スレイマン監督の『D.I.』(02)でサンタクロースに扮していたジョージ・イブラヒム(パレスチナ演劇を代表するアルカサバ・シアターを主宰する演出家)も出演している。
『Waiting』(2005)
映画監督のアハマドは国外へ移住しようとしていたが、ガザにパレスチナ国立劇場を建設中の友人から依頼され、劇場が完成した後に必要となる俳優たちを探すためのオーディションを開催・録画するはめになってしまう。アハマドは、有名女性キャスターのビーサーン、カメラマンのリュミエールとともに、ヨルダン、シリア、レバノンのパレスチナ難民キャンプを巡る旅に出る。しかし肝心のオーディション会場には、演技とは無縁の人々が押し寄せる。アハマドは苛立つが、やがて異国の地で難民生活を送る彼らと自分自身とが同じ宿命を背負った者同士であることを認識する。そんなアハマドがオーディションの課題に選んだテーマは「待つこと」であった。参加者は面食らいながら、カメラの前でそれぞれの「待つこと」を演じ始める…。「越境」「待機」「映画」といったマシャラーウィ的テーマ群が重層的に絡み合う重要作。
『ライラの誕生日』(2008)
パレスチナ社会の混沌を生きる人々の姿をスケッチし、本年9月のサン・セバスチャン国際映画祭(スペイン)でワールド・プレミア上映されたばかりの最新作。ラマッラーで妻と一人娘のライラと暮らす元判事のタクシー運転手。今日は娘の誕生日だというのに朝から物事がうまくいかない。判事職へ復帰する目処は立たず、出会う人々はひとクセある人物ばかり。法の遵守と秩序を好む彼は、この街の無秩序ぶりが気にいらない。武器を持ち歩く人々、デモ隊、携帯電話の忘れ物・・・挙句の果てにはタクシーがエンストを起こし、イスラエル軍による爆撃騒ぎにも巻き込まれる。誕生日プレゼントを買うこともままならず、怒り心頭に発した彼はとうとう拡声器を手に・・・。マシャラーウィ組の常連俳優モハメド・バクリが終盤でみせるキレた演技と秀逸なラストシーンに注目。
(文責:佐野光子)
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2008.10.16[更新/お知らせ]
スペシャルイベント開催のお知らせ!
第21回の東京国際映画祭から始まるスペシャルイベント。映画を観るだけではなく、映画と音楽の織りなすハイブリッドなイベントを下記期間中に開催いたします。
東京国際映画祭のオープニング映像・スペシャル映像と、誰もが楽しめる映画音楽等をアレンジし、映画祭の特別な夜を楽しめるイベントに演出。
会場は六本木ヒルズに特設された「TIFF Movie Café」にて開催。
入場料は\1,000 (ワンドリンク付き)
【TOKYO INTERNATIONAL FILM FESTIVAL iQnight】
会期:10/18(土)18:00-26:00
会場:TIFF movie café(ティフムービーカフェ/ヒルズカフェ/スペース)
TIFF movie café(ヒルズカフェ/スペース)MAP
イベントタイトル:TOKYO INTERNATIONAL FILM FESTIVAL iQnight
・DJ:(詳細は下記をご参照下さい)
DJ AMIGA
Ryo Tsutsui
DJ ARISA
・VJ
M.M.M
【TIFFnight】
会期:10/24(金)21:00-26:00
会場:TIFF movie café(ティフムービーカフェ/ヒルズカフェ/スペース)
TIFF movie café(ヒルズカフェ/スペース)MAP
イベントタイトル:TIFFnight
・DJ
DJ AMIGA
Ryo Tsutsui
DJ ARISA
・VJ
M.M.M
会期:10/25(土)19:00-26:00
会場:TIFF movie café(ティフムービーカフェ/ヒルズカフェ/スペース)
TIFF movie café(ヒルズカフェ/スペース)MAP
イベントタイトル:TIFFnight
・DJ
KTa☆brasil
DJ HICO
DJ ARISA
・VJ
M.M.M
【出演者プロフィール】
■Ryo Tsutsui
出演:【10/18,24】
PROFILE >>
15才よりドラムを始め、東京、ロンドンを中心に百本以上のライブアクトを経験。
2000年、突如DJへ転身。EDEN@AIRのレジデントの一員としてGrobalUngergroundやSeriousらと、世界規模のパーティーとのコラボレーションも成功させ、2004年にはRoom@Melboruneへも出演を果たす。
また2006年にはレジデントパーティEDENのコンピレーションCDを通じて初のオリジナルトラックsmashing pumpkinを発表。トラックメーカーとしてのキャリアもスタートさせた。その後も、3mixer6decksアクトAlexander Michelとして話題を巻き起こし、野外パーティへも積極的に出演を開始。
2008年に入っても新パーティWeekend warriorz を立ち上げ、Doc MartinやGiles Smithなど、完全に自身の独断と偏見によりセレクトしたゲストを招聘してのパーティを展開させるなど、マイペースながらも充実した活動を展開している。DJとして音をカテゴライズすることを嫌い、あくまで自分の感覚を表現する上で必要な音を鳴らすという姿勢を保ち続けていて、その繊細な感覚はとらえたものの心を離さない豊かな魅力に溢れている。
■DJ AMIGA (Electrical LOVERS)
http://www.electrical-lovers.com/
出演:【10/18,24】
PROFILE >>
作詞・作曲、プログラミングからMix Down までトータル・プロデュースを行う女性クリエイターChihiroによる不定形・電子ユニット。
Electrical LOVERSとして2001年より活動をスタートし、数々の楽曲をリリースする。透き通る電子音とエフェクト処理された歌声が、潤いのある癒し空間を演出。
「二重螺旋」はノーマン・クックの耳にとまり、FAT BOY SLIM の「Live On Brighton beach-BIG BEACH BOUTIQUE」(DVD作品)に楽曲が使用された他、Mixmaster Morrisの MIX CD「Ambient meditations 4-God bless the chilled」に収録されるなど、内外で高い評価を得ている。
2004年にリリースされた2ndアルバム「Ringer ho ho」(CD+DVD)は、ストップモーションアニメで制作された「DAMBO」のプロモーションビデオが、2005年度のニューヨーク・インディペンデント・フィルム・フェスティバルで、インターナショナル部門のベストアニメーション賞を受賞。 同年頃よりCM音楽、映画のサウンド・トラックなど、映像作品への楽曲提供を多数行うようになる。
DJとしての活動は、ファッションショーの音楽演出からアンダーグラウンドパーティーまで、独自のエレクトロ・サウンドを、女性というフィルターを通して肉体的かつ肯定的に表現し、Electrical LOVERSとはまた違った側面を見せている。
また、六本木Hills 52Fの水族館「SKY AQUARIUM」の総合音楽プロデュースや、ペニンシュラ東京のレジデントDJなど、サウンドクリエイターの視点から空間を演出している稀な女性アーティストとしても注目を集めており、2008年、DJ100Girlsの一人に選ばれた。
■KTa☆brasil (KeitaBrasil/ケイタブラジル)
【excite公式ケイタブラジルblog 4周年☆毎日更新!】
http://blog.excite.co.jp/ktabrasil/
出演:【10/25】
PROFILE >>
東京生育の日本人。内外のライヴ・レコーディングで知られる打楽器奏者&リズムサーファー。番組MC。年間60本を越えるトップDJ。
流行ダケに帰結せず、真に愛し抜ける世界中の音楽を提供。MUSIC ON! TVやNHK『テレビでスペイン語』にも出演中。英語圏や表層消費カルチャーを越え、広く世界中のあらゆる先端⇔伝統音楽文化に注目・敬愛する体現・紹介者。'08、英国Mr.Bongoより自身をfeat.したトラックSINDBAD“Gauche”がコンピJazz Roomsにセレクトされる。長年のリアルな活動実体験をフィードバックした寄稿も多く、各国大使館からの信頼も厚い。
J-WAVE、TOKYO FM、Napsterへの選曲・番組も。10代より旧メキシコ・スペイン領カリフォルニア滞在後、世界最大の人種のるつぼ:音楽大陸BRASILへ単身突入。名門Escola de Samba IMPERIO SERRANO選抜打楽器隊オーディションをパスしCARNAVALに出場。
以後、現地と日本の音楽現場をリアルにクロスし続けて11年。粋な文化と祭を敬愛。
■Hico
出演:【10/25】
PROFILE >>
モデルとしてファッション誌、CM、などで活躍する一方、 LouisVuitton、PRADA、MaxMara、Armani、Tiffany&Co.、Chaumet、Moet&Chandonといった企業のレセプションパーティーやクラブ などで DJとして活動、各方面から大きな注目を集めているFemale DJ。
JAZZやCROSSOVERを中心とした心地よいサウンドからメロディアスなHOUSEなど、様々なサウンドをスムースにMIXしていくセンスと個性は高い評価を得ている。
モデル、DJ活動以外にも Remixerとしてラジオ (shibuya FM 78.4MHz 毎週日曜日18:00〜19:00 放送中 「scooping ☆ girls」) のパーソナリティーを努めるなど多方面で活動中。
■DJ ARISA
出演:【10/25】
PROFILE >>
2005年に本格的にクラブイベントでのDJ活動をStart。
HOUSE DJとしてはCYBERJAPANオフィシャルDJとしてのデビューを皮切りに、エレクトリック&エロティックなDJスタイルで活躍中、ELECTRO HOUSEを軸に、PROGRESSIVE HOUSE・TECH HOUSEなどを織り交ぜた哀愁漂わせる独自のPlayStyleでジャンルに囚われずにフロアを盛り上げる、若干21才の若手女性DJ。
都内数十箇所でのDJプレイを経て、CYBER JAPAN Presents Fetish HALLOWEEN Party"Erotica"@YELLOW、HOUSE NATION Tea Dance in Tokyo @ WOMB、CYBER JAPAN EROTICA @ ONZIEME(大阪)、CYBERJAPAN & waRter presents THE BIKINI NIGHT 2008@Sound Space Cafe waRterなど都内以外でも幅広く活動をしている。
東京国際映画祭のオープニング映像・スペシャル映像と、誰もが楽しめる映画音楽等をアレンジし、映画祭の特別な夜を楽しめるイベントに演出。
会場は六本木ヒルズに特設された「TIFF Movie Café」にて開催。
入場料は\1,000 (ワンドリンク付き)
【TOKYO INTERNATIONAL FILM FESTIVAL iQnight】
会期:10/18(土)18:00-26:00
会場:TIFF movie café(ティフムービーカフェ/ヒルズカフェ/スペース)
TIFF movie café(ヒルズカフェ/スペース)MAP
イベントタイトル:TOKYO INTERNATIONAL FILM FESTIVAL iQnight
・DJ:(詳細は下記をご参照下さい)
DJ AMIGA
Ryo Tsutsui
DJ ARISA
・VJ
M.M.M
【TIFFnight】
会期:10/24(金)21:00-26:00
会場:TIFF movie café(ティフムービーカフェ/ヒルズカフェ/スペース)
TIFF movie café(ヒルズカフェ/スペース)MAP
イベントタイトル:TIFFnight
・DJ
DJ AMIGA
Ryo Tsutsui
DJ ARISA
・VJ
M.M.M
会期:10/25(土)19:00-26:00
会場:TIFF movie café(ティフムービーカフェ/ヒルズカフェ/スペース)
TIFF movie café(ヒルズカフェ/スペース)MAP
イベントタイトル:TIFFnight
・DJ
KTa☆brasil
DJ HICO
DJ ARISA
・VJ
M.M.M
【出演者プロフィール】
■Ryo Tsutsui
出演:【10/18,24】
PROFILE >>
15才よりドラムを始め、東京、ロンドンを中心に百本以上のライブアクトを経験。
2000年、突如DJへ転身。EDEN@AIRのレジデントの一員としてGrobalUngergroundやSeriousらと、世界規模のパーティーとのコラボレーションも成功させ、2004年にはRoom@Melboruneへも出演を果たす。
また2006年にはレジデントパーティEDENのコンピレーションCDを通じて初のオリジナルトラックsmashing pumpkinを発表。トラックメーカーとしてのキャリアもスタートさせた。その後も、3mixer6decksアクトAlexander Michelとして話題を巻き起こし、野外パーティへも積極的に出演を開始。
2008年に入っても新パーティWeekend warriorz を立ち上げ、Doc MartinやGiles Smithなど、完全に自身の独断と偏見によりセレクトしたゲストを招聘してのパーティを展開させるなど、マイペースながらも充実した活動を展開している。DJとして音をカテゴライズすることを嫌い、あくまで自分の感覚を表現する上で必要な音を鳴らすという姿勢を保ち続けていて、その繊細な感覚はとらえたものの心を離さない豊かな魅力に溢れている。
■DJ AMIGA (Electrical LOVERS)
http://www.electrical-lovers.com/
出演:【10/18,24】
PROFILE >>
作詞・作曲、プログラミングからMix Down までトータル・プロデュースを行う女性クリエイターChihiroによる不定形・電子ユニット。
Electrical LOVERSとして2001年より活動をスタートし、数々の楽曲をリリースする。透き通る電子音とエフェクト処理された歌声が、潤いのある癒し空間を演出。
「二重螺旋」はノーマン・クックの耳にとまり、FAT BOY SLIM の「Live On Brighton beach-BIG BEACH BOUTIQUE」(DVD作品)に楽曲が使用された他、Mixmaster Morrisの MIX CD「Ambient meditations 4-God bless the chilled」に収録されるなど、内外で高い評価を得ている。
2004年にリリースされた2ndアルバム「Ringer ho ho」(CD+DVD)は、ストップモーションアニメで制作された「DAMBO」のプロモーションビデオが、2005年度のニューヨーク・インディペンデント・フィルム・フェスティバルで、インターナショナル部門のベストアニメーション賞を受賞。 同年頃よりCM音楽、映画のサウンド・トラックなど、映像作品への楽曲提供を多数行うようになる。
DJとしての活動は、ファッションショーの音楽演出からアンダーグラウンドパーティーまで、独自のエレクトロ・サウンドを、女性というフィルターを通して肉体的かつ肯定的に表現し、Electrical LOVERSとはまた違った側面を見せている。
また、六本木Hills 52Fの水族館「SKY AQUARIUM」の総合音楽プロデュースや、ペニンシュラ東京のレジデントDJなど、サウンドクリエイターの視点から空間を演出している稀な女性アーティストとしても注目を集めており、2008年、DJ100Girlsの一人に選ばれた。
■KTa☆brasil (KeitaBrasil/ケイタブラジル)
【excite公式ケイタブラジルblog 4周年☆毎日更新!】
http://blog.excite.co.jp/ktabrasil/
出演:【10/25】
PROFILE >>
東京生育の日本人。内外のライヴ・レコーディングで知られる打楽器奏者&リズムサーファー。番組MC。年間60本を越えるトップDJ。
流行ダケに帰結せず、真に愛し抜ける世界中の音楽を提供。MUSIC ON! TVやNHK『テレビでスペイン語』にも出演中。英語圏や表層消費カルチャーを越え、広く世界中のあらゆる先端⇔伝統音楽文化に注目・敬愛する体現・紹介者。'08、英国Mr.Bongoより自身をfeat.したトラックSINDBAD“Gauche”がコンピJazz Roomsにセレクトされる。長年のリアルな活動実体験をフィードバックした寄稿も多く、各国大使館からの信頼も厚い。
J-WAVE、TOKYO FM、Napsterへの選曲・番組も。10代より旧メキシコ・スペイン領カリフォルニア滞在後、世界最大の人種のるつぼ:音楽大陸BRASILへ単身突入。名門Escola de Samba IMPERIO SERRANO選抜打楽器隊オーディションをパスしCARNAVALに出場。
以後、現地と日本の音楽現場をリアルにクロスし続けて11年。粋な文化と祭を敬愛。
■Hico
出演:【10/25】
PROFILE >>
モデルとしてファッション誌、CM、などで活躍する一方、 LouisVuitton、PRADA、MaxMara、Armani、Tiffany&Co.、Chaumet、Moet&Chandonといった企業のレセプションパーティーやクラブ などで DJとして活動、各方面から大きな注目を集めているFemale DJ。
JAZZやCROSSOVERを中心とした心地よいサウンドからメロディアスなHOUSEなど、様々なサウンドをスムースにMIXしていくセンスと個性は高い評価を得ている。
モデル、DJ活動以外にも Remixerとしてラジオ (shibuya FM 78.4MHz 毎週日曜日18:00〜19:00 放送中 「scooping ☆ girls」) のパーソナリティーを努めるなど多方面で活動中。
■DJ ARISA
出演:【10/25】
PROFILE >>
2005年に本格的にクラブイベントでのDJ活動をStart。
HOUSE DJとしてはCYBERJAPANオフィシャルDJとしてのデビューを皮切りに、エレクトリック&エロティックなDJスタイルで活躍中、ELECTRO HOUSEを軸に、PROGRESSIVE HOUSE・TECH HOUSEなどを織り交ぜた哀愁漂わせる独自のPlayStyleでジャンルに囚われずにフロアを盛り上げる、若干21才の若手女性DJ。
都内数十箇所でのDJプレイを経て、CYBER JAPAN Presents Fetish HALLOWEEN Party"Erotica"@YELLOW、HOUSE NATION Tea Dance in Tokyo @ WOMB、CYBER JAPAN EROTICA @ ONZIEME(大阪)、CYBERJAPAN & waRter presents THE BIKINI NIGHT 2008@Sound Space Cafe waRterなど都内以外でも幅広く活動をしている。
2008.10.16[更新/お知らせ]
共催企画・第21回東京国際女性映画祭からのお知らせ
TIFF同様、昨年20回を迎え、今年第21回を新たに踏み出す、第21回東京国際女性映画祭。
その第21回東京国際女性映画祭より、上映作品をご紹介いたします。
第21回東京国際女性映画祭の詳細は公式サイトにてご確認ください。
その第21回東京国際女性映画祭より、上映作品をご紹介いたします。
上映作品詳細
『ねむの木の詩がきこえる』"Mariko Mother"
監督・製作・脚本・音楽・歌・主演:宮城まり子
撮影:岡崎宏三
1977年/日本/カラー/95分/英語字幕付き
10月20日(月)PM6:00 東京ウィメンズプラザにて上映
作品情報
1977年ブルガリア国際赤十字映画祭(グランプリのさらに上となる)スペシャル・グランプリ受賞。
女優・宮城まり子が1968年に私費で静岡県に開設した肢体不自由児のための療護施設「ねむの木学園」の子どもたちの日常を、自閉症児のやっちゃんを中心に描いたシネ・ポエム。
ねむの木学園は今年40周年を迎えました。上映時には大きくなった子どもたちも参加します。
監督・製作・脚本・音楽・歌・主演:宮城まり子
撮影:岡崎宏三
1977年/日本/カラー/95分/英語字幕付き
10月20日(月)PM6:00 東京ウィメンズプラザにて上映
作品情報
1977年ブルガリア国際赤十字映画祭(グランプリのさらに上となる)スペシャル・グランプリ受賞。
女優・宮城まり子が1968年に私費で静岡県に開設した肢体不自由児のための療護施設「ねむの木学園」の子どもたちの日常を、自閉症児のやっちゃんを中心に描いたシネ・ポエム。
ねむの木学園は今年40周年を迎えました。上映時には大きくなった子どもたちも参加します。
第21回東京国際女性映画祭の詳細は公式サイトにてご確認ください。
2008.10.16[更新/お知らせ]
映画批評家プロジェクト実施のお知らせ
東京国際映画祭では、今年も「映画批評家プロジェクト」を実施いたします。
映画祭期間中に「コンペティション」部門の作品をご覧になれる方であれば、どなたでも参加いただけます。
概要・応募方法などの詳細は、コチラから
2008.10.16[更新/お知らせ]
上映以外にも楽しみがいっぱい。イベントスケジュールページと映画祭の楽しみ方ページ公開しました。
いよいよ明日18日に開幕する第21回東京国際映画祭。
このアジア最大級の映画の祭典のメインディッシュは、もちろん世界中から集まった300本を越える映画ですが、上映以外にもたくさんのお楽しみが用意されています。
一般のお客様が参加いただけるイベントや映画祭会場周辺のレストランや施設でお得なサービスが受けられるキャンペーンを一覧できる「イベントスケジュールページ」をアップいたしました。
上映の前後の時間を楽しく過ごすために、映画祭にお出かけの前にぜひチェックしてみて下さい。
イベントスケジュールページ
映画祭5つの楽しみ方ページ
このアジア最大級の映画の祭典のメインディッシュは、もちろん世界中から集まった300本を越える映画ですが、上映以外にもたくさんのお楽しみが用意されています。
一般のお客様が参加いただけるイベントや映画祭会場周辺のレストランや施設でお得なサービスが受けられるキャンペーンを一覧できる「イベントスケジュールページ」をアップいたしました。
上映の前後の時間を楽しく過ごすために、映画祭にお出かけの前にぜひチェックしてみて下さい。
イベントスケジュールページ
映画祭5つの楽しみ方ページ
2008.10.16[更新/お知らせ]
10/18(土)六本木ヒルズアリーナ・けやき坂でのオープニングイベントにお越しのお客様へ
10/18(土)16:30よりの、オープニングイベント開催時の六本木ヒルズアリーナ・グリーンカーペットステージにつきまして:
六本木ヒルズアリーナでのグリーンカーペットステージは、会場内に座って見れるお座席がございますが、希望者多数の際は、当日の状況により整理券での入場制限をとらせていただく事がございますので、あらかじめご了承下さい。
なお、アリーナ内の立ち見席ならびに、六本木・けやき坂通りのグリーンカーペット沿道は、全て整理券なしでイベントをご覧頂く事が出来ます。
10/18(土)、当日のご来場お待ちしております。
六本木ヒルズアリーナでのグリーンカーペットステージは、会場内に座って見れるお座席がございますが、希望者多数の際は、当日の状況により整理券での入場制限をとらせていただく事がございますので、あらかじめご了承下さい。
なお、アリーナ内の立ち見席ならびに、六本木・けやき坂通りのグリーンカーペット沿道は、全て整理券なしでイベントをご覧頂く事が出来ます。
10/18(土)、当日のご来場お待ちしております。
2008.10.16[更新/お知らせ]
スペシャルイベントにご招待!
10月18日(土)、24日(金)、25日(土)の3日間、世界中で活躍する人気DJらが出演するスペシャルイベントが開催されます。
東京国際映画祭のオープニング映像・スペシャル映像と、誰もが楽しめる映画音楽等をアレンジし、六本木ヒルズに特設された「TIFF Movie Café」を会場に開催されるこのイベントに各日3組6名様ずつをご招待いたします!
ご応募の受付は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。
※18歳未満の方は応募できません。
※会場にてID確認をさせていただく場合もございます。
※18日分締切:10/17(金)PM12時。
※24日、25日分締切:10/23(木)PM12時。
※ご応募いただいたお客様の個人情報(氏名・メールアドレス・お申し込み内容等)は厳重に管理し、抽選および当選メールの配信、メールマガジンの配信(ご希望をいただいた方のみ)に利用します。
イベントに登場するDJの詳細などはコチラから
東京国際映画祭のオープニング映像・スペシャル映像と、誰もが楽しめる映画音楽等をアレンジし、六本木ヒルズに特設された「TIFF Movie Café」を会場に開催されるこのイベントに各日3組6名様ずつをご招待いたします!
ご応募の受付は終了しました。たくさんのご応募ありがとうございました。
※18歳未満の方は応募できません。
※会場にてID確認をさせていただく場合もございます。
※18日分締切:10/17(金)PM12時。
※24日、25日分締切:10/23(木)PM12時。
※ご応募いただいたお客様の個人情報(氏名・メールアドレス・お申し込み内容等)は厳重に管理し、抽選および当選メールの配信、メールマガジンの配信(ご希望をいただいた方のみ)に利用します。
イベントに登場するDJの詳細などはコチラから
2008.10.15[更新/お知らせ]
「アジアの風」部門上映作品『世界の現状』、『ハイファ』、それぞれのトークショーに日本を代表する文化人が続々登場!
10/25(土)・16時30分よりTOHOシネマズ六本木ヒルズScreen5にて上映される、アジアの風部門アジア中東パノラマでは、ペドロ・コスタ、ワン・ビンらの多国籍オムニバス作品『世界の現状』のトークショーに蓮實重彦さん(映画評論家、元東京大学総長)が登場します。
また、10/24(金)・16時50分よりBunkamuraル・シネマ2にて上映される、アジアの風部門ラシード・マシャラーウィの世界『ハイファ』では、マシャラーウィ監督と四方田犬彦さん(明治学院大学教授、「パレスチナ、ナウ」著者)が『ハイファ』上映後に対談を行います。
『世界の現状』 →作品詳細
チケット好評発売中!『世界の現状』購入はコチラから
『ハイファ』 →作品詳細
チケット好評発売中!『ハイファ』購入はコチラから
また、10/24(金)・16時50分よりBunkamuraル・シネマ2にて上映される、アジアの風部門ラシード・マシャラーウィの世界『ハイファ』では、マシャラーウィ監督と四方田犬彦さん(明治学院大学教授、「パレスチナ、ナウ」著者)が『ハイファ』上映後に対談を行います。
『世界の現状』 →作品詳細
チケット好評発売中!『世界の現状』購入はコチラから
『ハイファ』 →作品詳細
チケット好評発売中!『ハイファ』購入はコチラから
2008.10.14[更新/お知らせ]
シネマ・ヴァイブレーション上映作品『ヤング@ハート』のサウンドトラックが発売決定!
シネマ・ヴァイブレーションで上映する『ヤング@ハート』のサウンドトラックの発売が決定しました!
「練習に行きたい!」、「仲間と共に歌いたい!」、「ソロ・パートは渡さない!」
平均年齢80歳のおじいちゃんとおばあちゃんによる、世界一いかしたロック・コーラス隊“ヤング@ハート”。彼らの真実の物語を収録したドキュメンタリー映画『ヤング@ハート』のサウンドトラック盤の発売が決定しました!
ワーナーミュージック・ジャパンより、11月5日(水)発売です!
『ヤング@ハート』 →作品詳細
チケット好評発売中!購入はコチラから
『ヤング@ハート』公式サイトはコチラから
ワーナーミュージック・ジャパン公式サイトはコチラから
「練習に行きたい!」、「仲間と共に歌いたい!」、「ソロ・パートは渡さない!」
平均年齢80歳のおじいちゃんとおばあちゃんによる、世界一いかしたロック・コーラス隊“ヤング@ハート”。彼らの真実の物語を収録したドキュメンタリー映画『ヤング@ハート』のサウンドトラック盤の発売が決定しました!
ワーナーミュージック・ジャパンより、11月5日(水)発売です!
『ヤング@ハート』 →作品詳細
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『ヤング@ハート』公式サイトはコチラから
ワーナーミュージック・ジャパン公式サイトはコチラから