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2008.10.24
[更新/お知らせ]
香港映画の新たなアプローチ!オムニバス映画『愛の十年』ティーチ・イン
アジアの風『愛の十年』のティーチ・インにプロデューサーのウィリアム・タムさん、オーブリー・ラム監督、スティーブン・チュンさん、エンジェル・ホーさんが登壇。


(左から)スティーブン・チュンさん、エンジェル・ホーさん、オーブリー・ラム監督、プロデューサーンのウィリアム・タムさん
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97年に香港が中国に返還されてからの10年を、香港の人々の生活をテーマに、10人の監督が撮った9本からなるオムニバス映画。

プロデューサーのウィリアムさんは、オムニバス映画にした理由を問われると、「香港は昔から『東方のハリウッド』と呼ばれていましたが、今はインターネットやDVDの普及によって映画を見る人口が減ってきています。オムニバスだと1本1本の時間も短いのでもしかしたらまた呼び戻せるのではないかと考えました。また香港メイドの初のオムニバス映画ということでこれで映画業界が盛り上がっていけばと思い、この手法を選びました。」と香港映画業界の現状からアイデアが生まれたことを明かした。


第19回東京国際映画祭「アジアの風」部門に出品された『イザベラ』に出演していた若手俳優スティーブン・チュンさんは、オムニバスの最後の1本に出演。ドラッグに溺れブラブラしている若者の役を演じたのだが、その撮影方法は、13分の作品を舞台のように、1回も止めずの長回しだったということで、入念なリハーサルと役作りを行ったとか。



エンジェル・ホーさんは日本語で「コンニチハ、ワタシハ、エンジェル・ホーデス」とキュートに挨拶。映画初出演ながら自閉症という難しい役柄を挑むにあたって、「もともと明るい性格なのでさらに役作りは大変でした。自閉症の方の話を聞いたりして、演技にいかしました。また撮影前に監督にカメラワークなどを教えてもらい準備をしました。」と語った。



脚本家としても有名な女性監督オーブリー・ラムさんは女優さんかと見間違えるかの美しさ。撮影場所を香港の「ピーク」という町にした理由を「経済的な変化がとても大きい場所だったので」とコメント。



香港人の思いをさまざまな角度から切り取ったオムニバス作品。香港映画界に新風を巻き起こすことになるのでしょうか。若手ながらすでに映画出演20本以上のスティーブン・チュンさんと次回作の撮影を終えたばかりのエンジェル・ホーさんにも未来の香港映画界の担い手として期待がかかります。



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