Home > ニュース > 東京 サクラ グランプリ受賞作品『トルパン』!授賞式後の上映にて、監督・キャストの舞台挨拶が行われました!
レポート一覧へ 前のページへ戻る previous next
2008.10.26
[更新/お知らせ]
東京 サクラ グランプリ受賞作品『トルパン』!授賞式後の上映にて、監督・キャストの舞台挨拶が行われました!
クロージング・セレモニー終了後、Bunkamuraシアターコクーンにて東京 サクラ グランプリ受賞作品『トルパン』の上映が行われました。
当日の会場では当日券を求めるお客様も多くみられ、場内は盛況となりました。

上映前の舞台挨拶に、監督のセルゲイ・ドヴォルツェヴォイさん、主演のサマル・エスリャーモヴァさんとアスハット・クチンチレコフさんが登壇し、受賞の喜びを語りました。
監督のセルゲイ・ドヴォルツェヴォイさんは最優秀監督賞も受賞、見事2冠を達成しました!


まずはそのセルゲイ・ドヴォルツェヴォイ監督が、「(TIFFで上映されることで)日本の観客とカザフスタンの人々の生活を共有することができてうれしい。この物語を日本人が理解してくれていることが本当にうれしい。」と語り、“東京 サクラ グランプリ”という最高の形で日本に受け入れられたことを喜びました。


主演女優のサマル・エスリャーモヴァさんは、「ますます日本が好きになりました。皆さんに会えたことが本当にうれしいです。」と率直に語り、「平凡(なコメント)でごめんなさい」と取り繕う姿が可愛らしかったです。


アスハット・クチンチレコフさんは「黒澤 明監督の『羅生門』で日本を知り、芥川龍之介の小説を読み、日本の偉大さを知りました。ますます日本が大好きになりました。どうもありがとう。」と日本通な一面を披露しつつ、感謝を述べました。


東京サクラグランプリと最優秀監督賞の2冠についてセルゲイ・ドヴォルツェヴォイ監督は、「私にとって、2つも賞は大きすぎます(笑)。ドキュメンタリー作品を多く撮ってきた私にとっての第1作目となるフィクション映画が、このような大きな映画祭で賞をいただけたことは、私の将来に大きなアドバンスになりますね。」と笑顔で語り、「また日本に来れることを期待しています。この『トルパン』という作品は5か国共同で製作されていて、ポーランドに行けばポーランド人のカメラマンが撮影を行いましたと紹介し、フランスに行けば、フランスの作品だと紹介しています。」と言葉を切ったあと主演のアスハットさんを指差し、「彼は日本人のようなので、この作品は日本の映画でもありますよ。」と会場を和ませて、挨拶を終了しました。


“日本人のよう”と監督に言われたアスハットさん、受賞はしないだろうとネクタイは外されてしまったそうです。


previous next
KEIRIN.JP