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2008.11.11
[更新/お知らせ]
第21回東京国際映画祭を振り返って リレーコメント(番外編・『プラネット・カルロス』アンドレアス・カネンギーサー監督)

■『プラネット・カルロス』のアンドレアス・カネンギーサー監督にはTIFFに参加された感想はもちろん、今回上映された『プラネット・カルロス』についてや映画監督になったきっかけもお話しいただきました。
リレーコメント番外編としてお届けします。




○『プラネット・カルロス』について

この映画は夢を扱った作品です。30才の私が何故映画を作る夢を持っているのに13才のカルロスの詩人になる夢は脅かされるのだろう。そんな真実とは思えない、大声で叫ぶとこだまする様な気持ちを扱った作品なのです。


○この作品作る過程で最も難しかった事は何ですか?

それは一つのユニークな物語を伝える為にニカラグアとドイツの異なった二つの文化が撮影中に激突したという事です。故に私達は独自にコミュニーケーションをとる方法を毎日、各シーンを撮影するたび考え出す事になりました。それが『プラネット・カルロス』だったのです。
俳優の一人は撮影シーンの中でチョコレートを食べる場面を演じるのが難しく、結局何度もチョコレートを食べてお腹をこわしてしまいました。


○第21回東京国際映画祭に参加された感想は?

この上ない名誉は映画を作り続けていく力を与えてくれました。


○あなたはTIFFに何を期待しますか?

私はできるだけ多くの人の為に映画を上映したいと思っていました。そして世界中の映画を沢山見て。映画の監督や製作者と出会いフェルナンド・メイレレスとコーヒーを飲みたいと思っていたのです!そして私の映画の俳優たちは受賞できたら最高だと言っていました。


○アンドレアス・カネンギーサー監督の事を聞かせて下さい。何故映画監督になったのですか?

子供の頃から物語を語る事をいつも楽しんでいました。お話しを通して自分たちの暮らす世界に問いかけをしたり、返事ができるところが好きです。最初は見れる限りの娯楽映画を見て、それから様々な種類の映画を見ました。ある日友人がカメラを私にくれたのです。私はカメラから手を離す事ができませんでした。まるで感染でもしたように。まるで外国語を覚えるように、私は撮影手法などを真似たりして楽しみました。そのうち自分独自の表現方法を見つける事ができました。好奇心にかられて幼い頃のように世の中に問いかけて返事をするようになりました。


○あなたの想像力をもっともかきたてる監督は誰ですか?

オーソン・ウェルズです。


○ありがとうございました。最後にこの『プラネット・カルロス』を通じて観客に伝えたかったメッセージを教えてください。

全ては夢を持つことから始まります。夢によって私達は目標を持ち、その目標に向かい前進して成長する事ができます。もし貴方が夢を持っているのであれば、その夢を獲得する為に戦ってください。もし挫折して夢を失っても、また夢を探してください。


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