Home > 映画祭について > ヒストリー > 開催概要

映画祭の歴史 第11回東京国際映画祭  上映作品一覧

会期を目前に控えた同年の9月6日に、黒澤明監督がこの世を去りました。東京国際映画祭の記念すべき第1回オープニング作品は、黒澤監督の「乱」でした。この悲報を受けて、「ニッポン・シネマ・クラシック」では「黒澤明監督作品特別追悼上映」が急遽行われることになり、監督が残した全30作品の上映とともに、多くの映画ファンが生前の監督を偲びました。また、開催にあたっては、テオ・アンゲロプロス監督、ジョージ・ルーカス監督、アッバス・キアロスタミ監督、マーティン・スコセッシ監督、ニキータ・ミハルコフ監督など世界の映画監督から追悼の言葉が寄せられました。同年には東京国際映画祭のみならず、長く日本映画界を支えてこられた映画評論家の淀川長治さん、木下恵介監督、前年には俳優の三船敏郎さんもこの世を去りました。

第11回(1998)受賞結果
コンペティション受賞結果
応募総数513本(45ヶ国)

東京グランプリ・都知事賞
「オープン・ユア・アイズ」 (アレハンドロ・アメナーバル)

審査員特別賞
「枕の上の葉」 (ガリン・ヌグロホ)

最優秀監督賞
ガイ・リッチー (「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」)

最優秀女優賞
宮本真希 (「おもちゃ」)

最優秀男優賞
ブラッド・レンフロ (「ゴールデン・ボーイ」)

最優秀芸術貢献賞
「レッド・バイオリン」 (フランソワ・ジラール)
「スモーク・シグナルズ」 (クリス・エア)

東京ゴールド賞
「故郷の春」 (イ・グァンモ)

東京シルバー賞
「カサバ―町」 (ヌル・ビルゲ・ジェイラン)

アジア映画賞受賞結果

アジア映画賞1998
「ダンス・オブ・ダスト」 (アボルファズル・ジャリリ)

スペシャル・メンション
「ニンゲン合格」 (黒沢 清)
「ベシュケンピール」 (アクタン・アブディカリコフ)

オープニング作品
「アルマゲドン」 マイケル・ベイ 監督<

クロージング作品
「ジョー・ブラックをよろしく」 マーティン・ブレスト 監督

KEIRIN.JP