第7回開催は、「平安建都1200年記念 京都国際映画祭」として京都での開催となりました。京都は、日本の伝統文化を代表する都市であり、また日本映画発祥の地でもあります。
勅使河原宏監督によってプロデュースされた開会式の演出テーマは“心のもてなし”。会場にはインスタレーションを配し、京都の風土を生かして前庭に竹が組み上げられたほか、オープニング・アトラクションには祇園芸妓やご陣乗太鼓によるパフォーマンスが行われました。和太鼓の響きが清々しく映画祭の幕開けを告げました。
協賛企画においても、京都の太秦映画村を舞台にした「日本映画100年博」が行われるなど、京都ならではの企画が数多く行われました。また「カネボウ国際女性映画週間」では、世界の優れた作品を日本に紹介し、日本映画界に多大なる貢献をされた川喜多かしこさんの追悼上映が行われました。
インターナショナル・コンペティション受賞結果
応募総数206本
グランプリ・京都府知事賞/京都市長賞/東京都知事賞
「息子の告発」 (イム・ホー(巌浩))
審査員特別賞
「四十七人の刺客」 (市川崑)
最優秀監督賞
イム・ホー(巌 浩) (「息子の告発」)
最優秀女優賞
デブラ・ウィンガー (「欲望」)
最優秀男優賞
ニュウ・チェンホア(牛振華)
(「秋風に酔う」※公開題名「王さんの憂鬱な秋」)
ヤングシネマ1994コンペティション受賞結果
ゴールド賞 京都府知事賞/京都市長賞/ 東京都知事賞
ガリン・ヌグロホ監督 (「天使への手紙」)
シルバー賞
ハル・ハートリー監督
(「アマチュア」※公開題名(「愛・アマチュア」))
ブロンズ賞
ボアズ・イェーキン監督 (「フレッシュ」)
「スピード」 ヤン・デ・ボン 監督
「依頼人」 ジョエル・シュマッカー 監督