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映画祭の歴史 第16回東京国際映画祭  上映作品一覧

初日には、Bunkamura前の通りにレッドカーペットが敷かれ、沿道には多くの映画ファンがつめかけました。ゆっくりと会場へ向かう華やかなゲストたちが、街を沸かせました。

開会宣言は、ソニーによって開発された4体の最新ロボット「キュリオ」が行いました。また、オープニング・セレモニーでは、世界的なシンセサイザー奏者・冨田勲氏と人形師であり舞踏家でもあるホリ・ヒロシ氏のコラボレーションによるパフォーマンス「源氏物語幻想交響絵巻」も披露され、産業と文化芸術の垣根を越えた、世界に誇る日本文化の競演となりました。このレッドカーペット、オープニング、クロージング・セレモニーの模様は、同年にオープンした六本木ヒルズや、渋谷駅前のフォーラムビジョンに中継されました。

また、第16回開催から、東京国際映画祭では「コンペティション」「特別招待作品」「アジアの風」の各部門において、プログラミング・ディレクター制を導入しました。(第17回開催より「日本映画・ある視点」部門も新設され同制度を導入)

第16回(2003)受賞結果
コンペティション受賞結果
応募総数363本(51ヶ国)

東京グランプリ
「暖~ヌアン(原題)」 (フォ・ジェンチー)
(※公開題名「故郷の香り」)

審査員特別賞
「スーツ」 (バフティヤル・フドイナザーロフ)

優秀監督賞
クリス・ヴァレンティーン/ティル・テラー (「サンタスモークス」)

優秀主演女優賞
寺島しのぶ (「ヴァイブレータ」)
クリスティ・ジーン・フルスランダー (「サンタスモークス」)

優秀主演男優賞
香川照之 (「暖~ヌアン(原題)」)(※公開題名「故郷の香り」)

優秀芸術貢献賞
「スーツ」 (バフティヤル・フドイナザーロフ)


東京グランプリ/東京ゴールド賞には、東京都知事賞が併せて授与されました。
アジア映画賞受賞結果

「メモリー・オブ・マーダー/殺人の追憶(原題)」 (ポン・ジュノ)
(※公開題名「殺人の追憶」)

スペシャル メンション
「嫉妬は我が力」 (パク・チャノク)
「世界でいちばん私をかわいがってくれたあの人が去った」 
(マー・シャオイン(馬暁穎)(マー・リーウェン))

オープニング作品
「阿修羅のごとく」 森田芳光 監督

クロージング作品
「ファインディング・ニモ」
アンドリュー・スタントン 監督/ リー・アンクリッチ 監督

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