第5回開催から、東京国際映画祭は毎年開催となりました。第1回開催時にゲストとして来場したハリソン・フォードさんをはじめ、「特別招待作品」部門の上映作品に主演しているカトリーヌ・ドヌーヴさん、クロージング作品に主演しているジェラール・ドパルデューさんからお祝いのメッセージが届けられました。
新しい試みとしては、外国映画輸入配給協会の全面的な協力を得て、「第1回東京フィルム・マーケット」を同時開催。映画産業全体に貢献する映画祭へと発展しました。
“東京グランプリ”は映画文化において隆盛が著しい韓国の監督作品「ホワイト・バッジ」が受賞しました。また、マリリン・モンローの没後30年を記念して、写真家ジョージ・バリスによって死の直前に撮影された彼女の最後の写真とインタビューで構成された「マリリン・最後の写真展」が開催されました。
東京グランプリ・都知事賞
「ホワイト・バッジ」 (チョン・ジヨン(鄭智泳))
審査員特別賞
「愛について、東京」 (柳町光男)
最優秀監督賞
チョン・ジヨン(鄭智泳) (「ホワイト・バッジ」)
最優秀女優賞
ルミ・カバソス
(「ひきさかれた愛」※公開題名「赤い薔薇ソースの伝説」)
最優秀男優賞
マックス・フォン・シドウ
(「ザ・サイレントタッチ」※公開題名「巨人と青年」)
最優秀芸術貢献賞
エマヌエル・ルベスキ―撮影/スティーヴ・バーンスティーン―撮影
(「ひきさかれた愛」※公開題名「赤い薔薇ソースの伝説」)
最優秀脚本賞
ヘルムート・ディートル/
ウルリッヒ・リマー
(「シュトンク―ヒットラーの贋作者たち」)
東京ゴールド賞・都知事賞
フリオ・メデム監督 (「バカス」)
東京シルバー賞
スタン・ライ(頼聲川)監督 (「暗恋桃花源」)
東京ブロンズ賞
ティム・ロビンス監督 (「ボブ・ロバーツ」)